mablの伝統行事のひとつとして、ハッカソンを毎年開催しています。ハッカソンでは、mabler(mabl社員)がブレインストーミングからじっくりと時間をかけて、ローコードテスト自動化における革新的な機能を構築するイベントです。Friends of mablコミュニティ(mablのユーザーコミュニティ)からのリクエストに対応すべく、チームの絆を深めながらアイデアを出し合う貴重な機会です。mablハッカソンは、2020年に初めて開催して以来、3日間に渡って数十名のmablerが参加する大イベントに成長しました。
2023年のハッカソンのテーマは『品質エンジニアリングへの旅:mablのお客様が品質エンジニアリングの実践を推進するために、役立つ機能を考えよう!』でした。
ハッカソン2023は、2023年1月23日から25日にかけて開催され、『MFA(多要素認証)ログインのサポート機能』が最優秀賞として選ばれました。この機能は、すべてのお客様と無料トライアルユーザーにご利用いただけます。この新機能がもたらすmablのユーザーフレンドリーなローコードテスト作成プロセスによって、品質エンジニアリングチームの、カスタマージャーニー全体にわたるソフトウェアテスト戦略のさらなる拡張が可能となります。
2023年のハッカソンで生まれたアイデアは、mablerや業界全体から集まった品質エンジニアリングのリーダーから選ばれた審査員団によって評価されました。
6つのチームが2日間かけてアイデアを練り上げたソリューションが、審査員によって評価されました。主な評価基準は、革新性、mablの顧客への影響力、テーマとの整合性、そしてチームがmablのコアバリューをどれだけ示せているかということでした。
最もオシャレな名前のチームにはボーナスポイントを付与
どのチームも、企業のQEプラクティスの成熟に役立つ有用な機能を考え、構築し、発表するという素晴らしい結果となりました。そしてその中でも、特に優れた機能を構築したチームに賞が贈られました。2023年のmablハッカソンの受賞チームは以下の通りです:
審査員、チームリーダー、そして参加者の皆さまに、心から感謝申し上げます。2023年も、mablハッカソンはエキサイティングなイベントとなり、ユーザーコミュニティに大きな価値を提供する結果となりました。
mablチームは、例年ハッカソンか大きな活力を得ています。そして、イベント中に生まれた機能が、お客様(friends of mabl)と共有されることで、真の効果が発揮されます。Hack-auth-0nチームとその他のmablエンジニアリングの努力のおかげで、多要素認証(MFA)のテストサポートの提供を開始できたことを非常に嬉しく思っています。
現在約77%の消費者が、「アプリやウェブサイトでMFAが利用可能な場合は、MFAを利用している」と回答しており、2019年の50%から増加しています。この結果は、あらゆるデジタル体験において、より優れたセキュリティ機能に対する認識と要求が高まっていることを表しています。
mablのMFAログインのサポートは、ソフトウェア開発組織がこの需要に対応し、既存の自動テスト戦略にMFAテストを組み込むことで、シームレスでより安全な顧客体験を確保するサポートをします。現在、次の2種類のMFAログインがサポートされています:Eメールによるワンタイムパスワード(OTP)と、Google Authenticatorのような時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)認証です。
MFAはボットを阻止するように設計されているため、MFAログインのテストを自動化するのは通常困難なプロセスです。mablでMFAログインがサポートされたことで、コーディングの経験に関係なく、誰でも簡単に、MFAワークフローを含むカスタマージャーニー全体の品質を保証する自動テストを作成できるようになりました。テスターは、画面に表示されるQRコードを使用して、アプリケーションにMFAデバイスを追加することができます。
QRコード例
新しいログインクレデンシャルがテストプランに関連付けられると、 ログインフローを記録し、テストステップとして保存することも可能です。これにより、品質エンジニアリングチームは、カスタマーエクスペリエンスのさらに広い範囲にわたってテストを自動化し、テストカバレッジを向上させ、ユーザーがログインするたびに優れた体験を提供することができます。
MFAログインのサポートは、すべてのお客様とトライアルユーザーにご利用頂けます。『設定 > Labs > MFA Authenticator』の手順でアクセスをしてください。私たちは共に、ソフトウェアチームが消費者のニーズに高品質で対応できるよう支援していきたいと考えています。
ご担当のアプリケーションへのアクセスにMFAに活用している方で、まだmablアカウントをお持ちでない方は、ぜひ無料トライアルに登録し、テスト自動化を体験してみてください。