2023年11月22日、第二回目となるmabl Experienceを日本で開催いたしました。今回は、さらに多くのmablユーザーの方々に、知識や経験をご共有頂き、多くのソフトウェア開発に関わる方々にご参加頂きました。mablの顧客企業様によるセッション、パートナー様によるセッション、基調講演など、盛りだくさんのイベントとなりました。本記事では、品質に根ざしたイノベーションを目指す本イベントの成果を振り返っていきます。
mabl Experience 2023 Japanには、様々な業界から、260名を超える方々にご参加いただきました。
まずは、8セッションで貴重なご体験と専門知識を提供してくださった13名のスピーカーの皆様、誠にありがとうございました。mabl Experienceは、ソフトウェア品質に関わるすべての人にとって必見のイベントです。今年は、パナソニック、弁護士ドットコム、エムスリー、伊藤忠テクノソリューションズ、テクバンなど、業界をリードする企業にご登壇頂きました。
mabl Experienceを実現し、各企業/チームにおけるmablの活用事例、エンジニアリング組織全体のイノベーションの促進、チームのスキルアップなど、貴重な内容をお届けしました。
今年の今年のmabl Experienceで、mablの共同創業者であるIzzy Azeri(イジー・アゼリ)がボストンから来日して行った基調講演は、ソフトウェア品質における業界のトレンドと最新のインサイトをお届けしました。AIはもちろん、デジタルトランスフォーメーション、消費者のオンライン体験、DevOps、クラウド、自動化などの開発における注目トピックに対応するために、品質チームがどのように企業に影響を及ぼすことができるかについてお話ししました。
米国本社で開催したmabl Experienceでは、フォーチュン300に入るホスピタリティ企業の品質エンジニアリングリーダーは、テスト自動化がシームレスになったことで、チーム全体に品質への投資を促すことが容易になったと述べました。「開発チームメンバーのテストへの意欲を掻き立てることは、非常に困難でした。今では、ボタンを押せば、仕事の退屈な部分はすべて終わってしまいます。メンバーの中には、テストが自動化されることにより自分の仕事がなくなってしまう心配をしている者もいましたが、より難易度の高い品質問題に取り組み、チーム内での価値を高めています。」
効果的なテスト自動化戦略によって、品質の到達範囲を拡大する能力は、財務上および運用上の利点をもたらします。多くの登壇者は、組織内のより多くのステークホルダーに対して、その影響をどのように定量化できるかについて知見を述べました。あるテクノロジー企業の品質リーダーは、ソフトウェアテストの影響力の増大が、経営幹部にまで及んでいることを紹介し、次のように話しました「インフラ、エンジニアリング時間など、すべてのコストを足し合わせると、驚くほど大きな数字になります。この数字は、リーダーシップにおけるテストの価値を如実に物語っているのです。」
品質でイノベーションを実現するというmablのミッションは、これにとどまりません。mablは、継続的テストの導入、テスト自動化の民主化、より良いカスタマーエクスペリエンスのための非機能テストの導入など、今後一般公開される予定の3つの新機能を発表しました:
2024年以降も、AI、テスト自動化、クラウドのパワーを活用する品質リーダー、開発者、エグゼクティブのコミュニティにご参加ください。mabl Experience 2023に参加し、ソフトウェア品質コミュニティを一緒に盛り上げてくださった皆様、誠にありがとうございました。
mabl Experienceにリアルタイムで参加できなかった方も、こちらのリンクから見逃し動画配信を行っております。ぜひ各社セッションをご覧ください。